2013.03.18(月) 自転車・バイク登録制度に関する全学説明会

この記事は、全学向け説明会・座長団向け説明会の内容をできるだけ網羅しつつ、Q&A形式で再構成したものです。

Q. 登録制度が始まったら何をすればいいのか簡潔に教えてください。
A. 申請書・誓約書・学生証を持って各エリアの支援室に行ってください。その場でICタグを受け取れます。ICタグを指定された位置に貼ってください。そして、自転車を駐輪場に駐めていればOKです。
補足: ただし受付は5月以降になります。具体的な日にちは後ほどお知らせします。
平成25年度に限り、9月30日までに申請すればICタグは無料です(2台目以降は有料)。そして10月1日から未登録自転車は学外の人の自転車と見なして撤去する作業が実際に始まり、ICタグの申請が有料になります(500円程度に収まる予定)。
Q. 学生だけですか?
A. 教職員や、日常的に大学に出入りする業者にも義務づけられます。
補足: 個人の自転車だけでなく、研究室で共用しているものなども対象です。
Q. 自転車だけですか?
A. 自転車とバイクです。
補足: 自動車は既に許可制(有料)が導入されています。
Q. 来年度からは有料なんですか?
A. はい。
補足: 一度登録したら更新する必要はない(年額じゃないよ!)ので、在校生・平成25年度新入生はずっと無料ということです。
Q. 有料!なんと、ICタグを売って儲けるのですか!
A. いいえ。ICタグの実費分だけ負担していただきます。ICタグ読み取り機、データベース管理費、専門係員の人件費は大学が負担します。
補足: そして撤去に携わる教職員の体力的・時間的負担も大学負担です…
Q. ねぇ、まだ4月なんだけど。10月になってないんだけど。なんか撤去作業はじめってるんだけど。なんで?
A. 10月になるまでに一気に自転車を撤去します。
補足: ICタグ登録制度が始まるというのに、何故わざわざ撤去作業をするかというと、放置自転車のせいで駐輪場が狭くなっているからです。10月までに撤去しないと、「駐輪場に駐めてね」と言っても駐輪場が狭くて困ってしまうでしょう。
たぶん、従来の方法(撤去しますよという旨の札を貼る)で撤去するのでしょう。
Q. 卒業することに手続きは必要ですか?
A. いいえ。こちらで卒業名簿をデータベースに読み込んで、卒業した人のICタグは識別できるようになります。もし卒業者が自転車を放置していれば、取りに来いと連絡するか撤去します。
補足: 大学院に進学するときは学籍番号が変わるため手続きが必要になります。
Q. 私は教職員です。書類で通勤方法を車と提出していますが、たまに自転車も使います。ICタグは無料で発行してもらえますか?
A. はい。
Q. 登録開始日や申請方法はどうやってお知らせされるんですか?
A. 掲示板に掲載します。Webサイトをはじめ、スチューデンツや大学新聞などの広報誌にも掲載します。4月に新入生も含めて説明会を再度行います。
Q. 留学中・休学中で無料登録期間に学校にいないんですが。
A. 帰国・復学した際に申請窓口に申し出ていただければ無料とします。
補足: 自転車が撤去場所に移動されてしまうのはご了承ください。
Q. そもそも目的は何ですか?
A. 主な目的は次の2点です。駐輪場からあふれる自転車をなくすことで、

1. 弱者保護(今この瞬間に視覚障害者が自転車につまずいて怪我をするかもしれない)

2. 災害対策(今この瞬間に災害が起きて自転車が通路をふさいで避難の妨げになるかもしれない)

を目的としています。
Q. 登録制度を使ってどういう方法で駐輪場からあふれた自転車を減らせるのですか?
A. 主に次の3つの方法によります。

1. 学外の人の自転車、卒業した人が放置した自転車を判別できるようになるので、すぐに撤去できて駐輪場が空く。

2. 駐輪場以外の場所に駐めた人の学籍番号が分かるので、メールなどで注意ができる。

3. (学内の人の)自転車の数が把握できるので、駐輪場が足りているのかどうかのデータが得られる。

Q. 「主に」ってことは他にもあるんですか?
A. 副次的に次のような効果があります。

・ 自転車がきれいに駐められていることで、後から駐める人も自然ときれいに駐めるようになる。

・ さらに「見られている」ことを意識させることで、きれいに駐めるようになる。

Q. なるほど。違反駐輪を減らす方法や効果は理解しました。しかし監視されるばかりで気にくわないですね。私達に対してメリットはないのですか?
A. まず、ペデが広くなって安全に通行できる、災害時に避難しやすい、というメリットがあります。それ以外に次のようなメリットが考えられます。

・ 盗難された自転車が戻ってくる可能性が高くなる。

・ 盗難されにくくなる(持ち主が明示してある自転車は盗難されにくいというデータより)。

・ 早めに移動して駐輪場に駐めた人が、後から後ろに駐めた人の自転車が邪魔で出せない、ということがなくなる。

・ 景観が良くなる。

Q. 盗難された自転車が戻ってくる可能性が高くなるとは一体どういう仕組みですか?
A. 盗難届を大学に出すと、その人の自転車が盗難されたという情報が読み取り機に登録されます。もし盗難された自転車をスキャンすれば盗難届が出されていることが読み取り機に表示されるので、係員が学生生活課に連絡をし、学生生活課から自転車がここで見つかりましたということをお知らせします。
Q. でも盗難されて学外に持ち出されたら見つからないですよね?
A. それは無理ですね…
補足: そこまでは責任を負うものではないという立場です。そこは防犯登録や保険の範疇でしょう。
Q. どうしても空いている駐輪場を探す時間がないときもあるでしょう。撤去された自転車があんまり遠くに持って行かれると困るんだけど。
A. 遠くにはもっていきません。各エリアごとに撤去場所を作る予定です。
Q. 罰則はあるんですか?つまり、撤去された自転車を返還してもらうのにお金は必要なんですか?
A. かかりません。返還申請書を書くことで返還されます。
補足: ただし、これは現時点での規定です。もし全く違反駐輪がなくならないようであれば次の手として返還を有料化する可能性がないと宣言することはできない。
実際、撤去された自転車を取り戻すのが有料な大学もあります。東京大学がそのひとつで、登録料も1年更新で1000円/年(教職員は2500円/年)とかなり厳しい制度になっているようです。
Q. えっ、今まで罰則あったような気がしたけど…
A. 建物出入り口や点字ブロックなどに駐める悪質な者には学群長などから注意・指導を行います。繰り返し行われる場合は、学内の安全を乱すとして、駐輪規程ではなく別の学則によって処分対象となるということです。
補足: 「注意・指導」の時点では「罰則」ではありません。
Q. 撤去場所の自転車を盗もうとする人が出てくるのでは?
A. 撤去した自転車にはチェーンロックを掛けます。
Q. 撤去中とか撤去場所で自転車が傷つきそう。
A. それに関しては責任を負えません。
補足: 傷・汚れに関しては大学は責任を負わないということを規定しています。(筑波大学構内自転車等駐輪実施要項(概要案)より)
Q. ICタグにする理由は何があるんでしょうか?シールじゃダメなんでしょうか?
A. 次のような理由があります。

・ 5000台以上の自転車がある筑波大学でシールを目で見て回っていたのでは時間が足りません。

・ 作業している人の目はショボショボ、腰はイタタタになってしまうでしょう。

・ 「盗難された自転車の情報を登録しておいて、読み取り機が識別してくれる」という機能はシールでは実現できません。

補足: また、「将来的にはこういうことも可能だよね」というアイデアレベルのものもあります。
駐輪場にアンテナを設置すれば、空き駐輪場情報が提供できるかもしれない。道路にもアンテナを設置すれば、交通量が把握できてそれに基づくキャンパス設計ができるかもしれない。ICタグと貸出自転車の組合せで、先進的なレンタルサイクルシステムができるかもしれない。社会工学や交通関連の研究に活用できるかもしれない。
もちろん、これはアイデアレベルの話だし、そもそも今回の登録制度だけで問題が解決すればこういうお金のかかる方法を考える必要はなくなる。
Q. ICタグに学籍番号を入れるんですか?個人情報を保護してください。
A. 学籍番号そのものは入れません。学籍番号とは無関係な数を入れて、データベースで照合しないと学籍番号は分からない。
補足: (入っている数値はたぶん登録順の連番 + 他のICタグと区別するためのフォーマットだと予想されます。)
Q. 今「社会工学や交通関連の研究に活用できるかもしれない」といいましたよね?個人情報に関わるものを勝手に利用してはいけない!
A. 「こういうこともアイデアとしては可能ですよね」というお話をしただけで実際にやるということではありません。もちろん本当にやるということになれば、ちゃんと規定・ガイドラインを作ることになります。
Q. ICタグって何ですか分かりません!GPSですか?
A. GPSではないです!GPSを入れるにはバッテリーが必要ですしね。手持ちの読み取り機から電波を当てて読み取るものです。学生証のようなイメージです。
補足: 正確にはUHF帯(860-960MHz)のRFIDです。1mから2m離れた所から読み取ることができます。学生証はFelica(HF帯:13.56MHz)なので仕様は違います。
Q. 心臓ペースメーカーへの影響は?
A. ICタグが電波を発しているわけではないのでペースメーカーへの影響もないそうです。
補足: UHF帯ってペースメーカーに影響なかったっけ?って思われるかもしれませんが、それは空港などで導入が考えられていた(実際は導入されていない?)高出力な読み取り機の話のようです。それに読み取り機を至近距離でペースメーカーに向けることもないでしょうし。
Q. ICタグの見た目はどんな感じですか?
補足: ちょっと見ただけなので正確には説明できませんが、長さ15cm・幅1cmくらいの細長くて分厚いシールのような感じです。元々の製品としては白の無地ですが、学章を入れるなどデザインを検討しているとのこと。
学章って言ってたけど本当に学章なのか…?
Q. ICタグが壊れて読み取れなくなったら?
A. 表面にバーコードと数字そのものを印刷する予定なので、とりあえず読み取れます。
Q. 壊れたICタグを交換するのは有料ですか?
A. 検討中ですが、利用者負担が原則かなと考えています。
補足: 初期不良は無料です。
Q. 自転車が盗難されて見つからないので新しい自転車にしました。ICタグの再発行は有料ですか?
A. 検討中です。
Q. 雨で壊れないの?
A. 防水です。
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Q. 当初は無料にする方針だったと聞いていますが、どうして有料になったのですか?
補足: 無料にしたかったのは鈴木副学長の意向だそうです。副学長の考えとしては賠償保険に入ることを条件に、大学の登録制度は無料にしてとにかく全員に登録してもらうことを優先するべきということだったそうです。しかし、賠償保険に加入することは個人の手続きであるうえに1年更新なので大学が管理することは難しいということで今の形になったそうです。
学生が関わる事故の情報が副学長の所に行くようになっていて、その半分が自転車がらみの事故だそうです。かなり心を痛めているようです。
Q. 無料にした方が全員に登録してもらえると考えたんでしょう?だったら無料の方が良いじゃないですか。有料にする理由が分かりません。平成25年度9月30日までは無料配布なんですし。
補足: 税金を使うためには会計検査員に正当な説明ができる必要があります。「賠償保険に加入してもらうため」とか。また初年度無料配布する理由としては「在校生・平成25年度入学生には、入学書類で自転車登録が有料とお知らせしてないから」という理由がある。
Q. 賠償保険に加入することが条件なのですか?
A. 条件にはしません。しかし、加入することが望ましいです。
補足: 防犯登録もするのが望ましいです。
Q. 何故2台目以降は有料なのですか?
A. 通勤通学に使うなら1台で充分だろうという解釈。それ以上持っているのは趣味の世界でお持ちになっているという解釈。
Q. ICタグを貼ると剥がしたときに汚くなりますよね?困るんですが…
A. 剥がれないように強力なシールを使っているので確かに剥がすと汚くなる恐れがあります…
補足: 貼る位置を変更できるかもしれない、ということで我慢していただけないか…
Q. 貼る位置は決まっているのですか?
A. 正確には5月以降にお知らせしますが、ペダルとハンドルの間をつなぐフレーム上に正面向きで貼ることにする予定。
補足: 電波の特性上、隠れない位置に正面向きで貼ってほしいからだそうです。しかし、「特別な理由がある場合は、申請書に明記することで、貼る場所を変更することを許可することを検討している」とのことです。
補足2:また、みんなが同じ場所にICタグを貼っていないとICタグを貼っていない自転車を判別するのに苦労するでしょう。
Q. バイクはどこに貼るんですか?
A. 検討中です。
補足: 貼る位置はICタグと一緒に書類で指示されるでしょう。
Q. いやいやとにかく汚れるのはダメだ。価値が下がる。
A. どうやったら汚損せずに貼れるだろうというのは、考え中というか、アイデア募集中のような状況です。良いアイデアがあったらウェルカムです。
Q. 研究室が2つの棟にまたがっていて一日に何度か往復するが、近くに駐輪場がないので、棟の前に自転車を駐めて1時間くらい用事を済ませて、もう一つの棟に行く、ということが日常的に行われているが、これも違反駐輪という解釈なのでしょうか。
A. 違反駐輪という解釈です。こういう駐輪によって怪我をしたり、避難の妨げになったりするということを改善するのが目的だから。ある程度近い駐輪場に駐めてもらってそこからは徒歩で移動して下さいという立場です。
Q. では全員駐輪できる分の駐輪スペースが確保されるのですか?
A. 建物入り口近くの駐輪スペースは少ない。しかしある程度離れたところに駐輪場はたくさんあり、聞いたところによると、ある程度離れたところの駐輪場は空いているという事実がある。まずはそこを利用していただく。それでもここの建物近くは駐輪スペースが足りないということが分かれば増設を考えなければいけない。そのデータを得るためにもICタグ登録制度が必要。
Q. どうやって駐輪スペースが足りないかどうかを調査するのですか?全自転車数と全駐輪場収容台数を比較してもしょうがないわけです。ある建物近くに集まる自転車が最大になるときの台数を調べないといけない。しかしアンテナを設置するわけでもなく人間が読み取り機を持って回るだけなので、無理ですよね?
A. 駐輪場からはみ出している自転車の台数を調べるなら短時間でできるだろう。
Q. ある程度離れた、徒歩で歩いてこられる距離、というのはどのくらいを基準にするつもりですか?
A. 明確に何mって決めているわけじゃないが、第1エリアの建物に入るのに第3エリアの駐輪場に駐めろと言うことはない。あくまで同じエリア内の駐輪場と考えている。
補足: 駐輪場は明らかに不足するだろうと考えている。特に4月は1年生が入ってくるのに卒業生の放置自転車があるので。そこでワーキンググループではこの後、各支援室の方や教職員にそれぞれの建物の近くの駐輪場の再整頓をお願いする。特に駐輪場として使っているけど白線が引いていないところに改めて白線を引いてもらってここは駐輪場ですよと示してもらう。
Q. 自転車の撤去・台数の把握をこの広い大学で誰がやるのでしょうか?東京大学本郷キャンパスでも専門の係員を4人雇っている状況です。教職員でやるのは無理だと思いますよ?
A. 最初は一気にやらないといけないだろうから、専門の係員を雇う。しかし、放置自転車や学外の自転車は撤去されるし、学生がある程度離れた駐輪場に駐めることに慣れてきて、違反駐輪が少なくなることが期待されるので、そのうち人件費のかからないキャンパスになるのが理想。もちろん、違反駐輪が減らなければ専門の係員を引き続き雇うことになる。
補足: また、係員を10人も20人も雇えるわけじゃないので初めは教職員の方々にも協力してもらうことになるかもしれない。
全代会の学生とかにも手伝ってもらえないカナー
Q. ある程度離れた駐輪スペースを含めれば足りているのにみんながメインの駐輪場に駐めてあふれているという状況なら、空いている駐輪場の知名度が足りないことと、一度メインの駐輪場に行って別の駐輪場に行くときのアクセスが悪いことが問題だと思う(例えば1学)。
A. ペデストリアン上に駐輪場を作れば例えば避難経路に使える道が細くなる。その観点から、今ペデストリアン上にある駐輪スペースはメインではないという立場。ループ道路に近い方の駐輪場がメインだけど、あまりにも台数が多いのでペデストリアン上に臨時に駐輪場を作っていると解釈してほしい。自転車は本来ループ道路近くの駐輪場に駐めて徒歩で上がってくるというのがあるべき姿という立場。建物の近くに行って駐めようという発想をやめましょうということ。あなた一人にとって有利でも他の人には迷惑という発想によって。
補足: 駐輪場の知名度に関しては、もしかしたら、ICタグと一緒に駐輪場地図が配布されるかもしれませんね。大学にそれを作る時間があればですが…
Q. しかし春日や医学の授業の次が第2,3エリアだと授業に遅刻してしまう。
A. 実際に駐輪場の増設は検討課題になっています。増設しないと言っているわけではない。本当に必要かどうかのデータをちゃんと取るということ。
しかし、別の議論の必要性が見えてくることもあるでしょう。休み時間15分は適切なのか、同じ学群生をこんな離れたキャンパスに置くことが適切なのか、全学的な時間割を見直す必要があるんじゃないかなど。それは大学の経営上の判断になりますが。そして、避難とかに配慮した形で駐輪場を増設できるかという議論。
Q. 一時的に学内に自転車を駐める人はどうするのですか?
A. 検討中ですが、一時的な駐輪許可証を守衛所や各支援室で発行する予定です。
補足: シールでは剥がすのが大変だから、紐でくくりつける札のようなものになるんだろうか?要確認。
Q. 付属病院や春日プラザのように外部の人がたくさん来るところはどうするのですか?
A. 検討課題だが、いちいち駐輪許可証を発行するのは無理があるので、外部の人専用の駐輪場に駐めてもらうということを考えている。
Q. 筑波大学は付属病院や春日プラザに限らず一般の人がどこからでも入れる。撤去されることを知らずに駐輪して撤去されてしまったら、どこに行けば返還されるのかも分からず困ってしまうだろう。
A. まず、主な出入り口には駐輪許可が必要であるという旨の看板を立てる。自転車を撤去した場合は、駐輪してあった場所に撤去先を掲示する。
Q. 話が急すぎないですか?初めてこの話を聞いたのは2012年12月10日の副学長との懇談会だったと思うのですが。
A. 弱者保護と災害対策は切迫した問題であるという認識を共有したい。
開学直後から、自転車の数が想定を超えるようになってしまって、自転車に関する問題自体は40年近く存在する。
補足: ICタグ登録制度は、2012年夏に生命環境学群長の佐藤先生などが有志となって提案したものです。そして12月に自転車環境シンポジウム、副学長との懇談会。

2013.03.20 11:12 作成